「第75回 Machine Learning 15minutes! Broadcast」 参加

ML/DL関係のトピックスを15分のライトニングで紹介してもらえる貴重な情報源です。昨年11月30日に初版、今年2月13日に安定版がリリースされて以来、ChatGPTが話題をさらっています。意識を持っているのではないかという議論もあります。やはり、人の仕事を奪うのではないかという話にもなります。マイクロソフトのTayのようなヘイト発言をして停止されるというようなこと(2016年)は起きていません。それでも発信される情報についての倫理面についての懸念は発せられています。下の図のようにChatGPTユーザ登録数は、InstagramやSpotifyをはるかにしのぐ速さで増加しています。それだけ衝撃的に性能が高く、またユーザインターフェイスが受け入れられやすいレベルを超えていると言えるのではないでしょうか。一方で、技術面では間違った回答をするということも、尋ね方により回答の正確度が変わるということも報告されています。それに加えて、フィードバックを受けての改善が高速に進んでおり、エンジンのGPT-4への切り替えもありますが、学習速度には目を見張るものがあります。

B2C企業では、コールセンターの代替ができるようになるにはそれほど時間を要しないとみられています。一般企業でも、情報収集や要約などの秘書的、事務補佐的な業務には相性が良さそうです。ただ、社外情報と比べて、社内情報への適用は情報の機密管理や、データ量の課題があり、プライベートなモデルにファインチューニングするには予算などの課題があり、かなりの大企業しか実現できないように見えます。

製造業でも、カスタマーサポートや品質管理に関連したデータの有機的な活用、開発やマーケティング面でも、応用できる可能性は高いので、上記のオペレーション課題の周辺がどのように明らかになり、解決手段があるのか、見守る価値があるでしょう。

#ML15min


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